移住の都道府県ランキング

様々な都道府県別移住ランキングがある

都道府県別移住ランキングは様々な種類のものがあります。ビジネス誌に載っているような雑誌の主観がやや入ったようなランキングや移住に関する相談件数をもとにした都道府県別ランキング、逆に移住したくないランキングと言ったものも存在します。
今回、これらのランキングのうちの一例を紹介し、実際に移住するにはどの都道府県が良いのかについても触れながら、移住に関する都道府県別ランキングを紹介していきます。これを見れば日本の47都道府県の移住ランキングの実態を感じてもらえるのではないでしょうか。

都道府県別移住したいランキングの紹介!

まず定番の都道府県別の移住したいランキングについて紹介していきます。
最初に紹介するランキングは国の省庁の一つ、総務省が2017年度に都道府県や市区町村などの自治体が受けた移住相談の件数です(「平成28年度における移住相談に関する調査結果」)。この件数が多いほど移住したいランキングが上位と言うものです。
これによると、1位が長野県、2位が新潟県、3位が石川県、4位が北海道、5位が兵庫県、6位が富山県、7位が福井県、8位が高知県、9位が静岡県、10位が岡山県と言うものです。
基本的に北陸や中国地方を中心としたエリアに問い合わせがあります。
確かに1位の長野県は安曇野やアルプスと言った豊かな自然と東京からも北陸新幹線や特急などでアクセスしやすいという点が魅力的ですし、新潟県も豊かな自然や新潟市と言う政令指定都市もあるため極端に不便な所ではありません。また新潟県は北陸新幹線や上越新幹線と言った東京からのアクセスも良いです。
富山県や石川県もかつては東京からやや遠い印象でしたが、北陸新幹線の開通により日帰りで帰ることが可能となっています。
北海道は遠いイメージがありますが、雄大な自然と旅行したい都道府県のランキングや人気ランキングで上位にランクインするなど他のランキングでも好成績を収める魅力的な都道府県です。
そういった理由で移住の問い合わせも高く、アクセスも札幌や函館、旭川と言った場所であれば東京の羽田空港から頻繁に航空便が出ていますし、函館は北海道新幹線もあります。
このようにアクセスも悪くないのがランクインされる魅力です。
兵庫県や岡山県、福井県に関しては大阪からのアクセスが良く、自然が豊富で兵庫県に関しては神戸市を有しているのでそこまで不便なエリアではないという点も魅力です。
高知県に関しては都会からのアクセスと言うよりも自然環境や温暖な気候が好まれています。
静岡県はその気候から徳川家康から始まり、明治・大正・昭和の時代の重鎮も第一線を退いた後移住を行っています。
このように各都道府県にはそれぞれ何かしらの魅力があって問い合わせ件数も多いのです。

移住したくない都道府県別ランキングもある

このようン移住したいランキングの逆、ワーストがすなわち移住したくない都道府県別ランキングとなります。
それによると1位が東京都、2位が大阪府、3位が沖縄県、4位が奈良県、5位が神奈川県、6位が埼玉県、7位が滋賀県、8位が徳島県、9位が千葉県、そして10位が群馬県になります。
こうして見ると首都圏がランキングの下位に来ていて、大阪やその近郊の滋賀県、奈良県にがランキングの下位に来ている傾向があります。このように極端に近くても移住先としては魅力的でない可能性が高いのです。
ただ、沖縄県が3位にランクインしていますが、これは移住の最大のネックである仕事関係によるものが大きいです。
沖縄県は失業率が全国でもトップクラスであり、仕事が少ないと言うのも問い合わせ件数を下げている要因と言えます。
徳島県も自営業者または中小企業の経営者数が日本でもトップクラスです。これは言い換えれば会社員と言う働き方ではなく、自ら稼ぐという仕事のスタイルが多いということです。
そのため、移住と起業の同時進行を迫られる可能性があり、これも仕事による移住のネックとなっています。
このように都会に近い地理的要因であったり、再就職にやや弱みがある都道府県が問い合わせ件数も少ない傾向にあると言えます。
しかし、あくまで問い合わせ件数は情報が足りないので入手する必要があって問い合わせたり、市町村のトータルの件数なので一人で複数個所に電話している可能性があります。
そのため完全なランキングとは言えない可能性はあります。つまり、これらのランキングがそのまま人気ランキングとは言えないとも考えられるのです。
沖縄県に関しては人気がある分情報も出回っている可能性がありますし、首都圏はあくまで移住と言うよりも引っ越しと言う感覚でとらえていて移住と言う意識が少ないという見方もできます。
このように総務省の調査であっても絶対的な都道府県別の移住ランキングと言い切れない点があるのです。

調査によって違う都道府県別移住ランキング!都会が上位のものも

調査方法によって実は都道府県別移住ランキングが異なってきます。移住したいランキングは雑誌や民間の団体による独自調査など様々なものがあります。
例えば、宝島社の月刊誌「田舎暮らしの本」と言う雑誌では長野県や静岡県と言った都道府県が上位に来ているという点で総務省の調査と一致するのですが、相談件数が少なくワースト9位に入っている千葉県がベスト10以内にランクインしています。
このため、総務省の調査結果とはやや離れたランキングになっているのです。これは雑誌の関係者や読者と言った調査対象のため、その雑誌独自のランキングということになるのです。
また、ネットのgooランキングによると、更に結果は変わってきます。1位が沖縄県、2位が北海道、3位が福岡県と言うものです。ワーストに入っていた沖縄県やランキングのどちらにも入らなかった福岡県が入っているというのが特徴です。
これはネットのユーザーが比較的若いということから来ている可能性があります。この調査は年齢が若い人の投票によってきめられているので、やや田舎の印象がある北陸地方は逆にランキングの中位から下位に沈んでしまっているのです。
反対に旅行先として人気がある北海道や沖縄県であったり、比較的都会で空港も近く、新幹線もあってアクセスが良い福岡県に人気が集中しているという傾向があります。
さらにネットの独自調査によるものを見ると東京都が移住先として一位に来ているものもあります。確かに日本最高のアクセスの良さと商業施設の充実、サービスの充実を考えるとランキング上位になるポテンシャルは十分すぎるほど秘めています。
このように総務省以外の調査ではかなり違った人気ランキングとなっているのです。

都道府県別移住ランキングに頼らない~最後に決めるのは自分~

移住したい都道府県別ランキングは行政、雑誌、ネット、そして個人そして対象者も定年の方、若者の方と非常に様々な対象になります。そうなるとランキング上位の都道府県が別の調査では下位に来ることも珍しくありません。
そういった意味で、やはり自分の調査した結果や自分が何をしたいのか、移住先でどういった生活をおくりたいのかと言ったことをきちんと知り、その上で移住先を決めるのがランキングによらない一番良い方法と言えるのではないでしょうか。
自分で選んだ結果であれば、きっと後悔は少ないと言えます。